SHANLING M6:Amazon Music HD も Apple Music もバッチリ!最高音質で楽しめるデジタルオーディオプレーヤー

かなり万能! M6

スペックは過不足なし、とにかく高音質で Amazon Music HD を楽しめる

プレイヤーとしてのスペックを手短に。

DACチップに「AK4495SEQ」をデュアル搭載。回路に外部干渉を防ぐ白銅シールドを採用。5つの異なるデジタルフィルターも搭載。更に、Android OS 7.1 のカスタマイズ版を使っており、Android OS 特有の制限を回避し、サードパーティのアプリでも、ビットパーフェクトの再生が可能。

手軽にハイレゾ音源を楽しめる Amazon Music HD に対応しており、音質を落とすことなく再生可能ということで、基本的にこの目的で購入してみました。

結果、確かに Android 10 でも制限かかかる曲でもビットパーフェクトな再生がされていることがわかります。(Amazon Music HD でもフルスペックの曲はまだ少ないようですが、これから増えてきそうです)

最高音質のまま再生されています

更に、当然といえば当然ですが、 Amazon Music HD の曲は MicroSD カードにダウンロード&保存しておくことができるので、外で聴くときはオフライン再生が可能です。

そのため、家で聴きたい曲をWi-Fi経由でダウンロードしておき、外では SDカードの曲をオフライン再生。気軽にハイレゾ再生を楽しむことができます。これを CD からリッピングしたりする手間もSDカードに入れたりプレイリスト表示などで悩んだりすることなく手軽に楽しめるのはかなりすごいこと。

Apple Music もいけます!

更に自分のように長年 iPhone を使っている人は、Apple Music に多数のプレイリストを作っていたり、購入した曲も入っているはず。しかし、この M6 は Apple Music アプリもインストールして使えますので、自分の Apple ID を入力すれば、きちんとこれまでの資産も引き継ぎ、高音質の音楽を楽しめます。また、外で聴きたい曲は SD カードに落としておけるのは、 Amazon Music 同様。

おなじみの Apple Music の画面

また、iPhone X 以降のユーザーにはおなじみの下からスワイプしてアプリ終了させたり、途中で止めて使用中のアプリ一覧画面を表示させるといった「ジェスチャーモード」を利用できるので、直感的に操作できるのも便利。慣れてないと使いにくいと思われがちなこのモードも最近の iPhone ユーザーには違和感なく使えるはずですよ。もちろん、若干反応が鈍かったりすることはありますが、個人的には十分に実用的です。

直感的なジェスチャーモード

もちろんBluetooth イヤホンにも対応!

世の中が完全ワイヤレスイヤホンに移行してますが、この M6 は再生環境として Android スマホよりも優れた Bluetooth 用再生マシンにもなります。対応コーデックはSBC/aptX/aptX HD/LDAC/HWA。特にaptX HD や LDAC に対応しているイヤホン、ヘッドホンと接続するとその効果を発揮します。

接続も安定している印象

接続についてもXperia1  とあまり遜色ない感じ。もちろん音質は一枚上とはっきり感じますよ! なお、ボリュームボタン横のLEDライトの色で接続しているコーデックがわかるのも面白いです。ちなみに充電中はここが赤く光ります。

ここはちょっとな点は?

ほぼ良いことだらけの M6 ですが、もちろんイマイチな点も。

・やや重い、充電が必要

・スマホ感覚で Android アプリ入れまくりは厳しそう

・スリープ時に一瞬音が途切れる

自分の使い方はサブスクの音楽サービスを手軽に楽しむ、という目的のため、iPhone や Xperia などにプラスして、さらに M6 のバッテリーにも気を使う必要があります。USB-Type C で充電できるため、いざとなればモバイルバッテリで充電可能ですが、朝に充電忘れていると(寝ミュージックで起動しっぱなしにしてると)ちょっと焦ります。

ちなみにカタログスペックで、充電のもちはシングルエンドで12時間、バランス接続で8時間となっていますが、そのスペック程度にはもつ印象です。

大きさは iPhone 11 Pro と同じくらいですが、重さが 228g とやや重め。ワイシャツの胸ポケットに入れると少し気になる重さかも。この時期はコートやジャケットの内ポケットで解決できますが、有線接続前提で考えると、夏場は扱いに少し気になりそうです。

また、Google Play も後入れできるため、あらゆるアプリがインストール可能になりますが、あくまでも再生マシンのため、あまり入れすぎるとメモリ管理など気になることが出てきそう。実際にゲームアプリなども楽しもうとすると不安定な動作や動かないアプリもあると報告されているようです。

なお、Amazon Music HD の問題かもですが、電源ボタン兼任のボリュームボタンを押して画面スリープにすると、一瞬音が途切れます。これは有線接続でも起きるので、内部処理が一瞬追いつかないためかと思われますが少し残念。この一瞬だけなんですが…。

他にも、購入当初は 2.5mm バランス接続だと、ホワイトノイズがかなり乗り気になりましたが、30時間ほど鳴らしっぱなしにした後、ほぼ完璧にノイズは消えました。個体差もありそうですが、購入を検討されている方はその辺りもご注意を!

Google Play もインストールできるので、たいていのアプリが利用でき、普通のAndroid端末感覚でもそこそ使えます。また、開発者モードももちろん使えます。

ということで、自分の M6 は 128GB のSDカードに、Amazon Music HD の曲と Apple Music の曲が盛大に増え続けていますが、その時に聴きたい曲だけ入れておく運用にすれば、もっと少ない容量でも十分に活躍してくれるでしょう。

本格的な音質を追求する人からすれば、ちょっと邪道かもしれませんが、これで十分にサブスク対応ハイレゾ環境が整います。手軽に好きな曲を聴きまくれるので個人的にはお気に入り。

ちなみに有線イヤホンでは、手持ちのUltimate Ears Triple.fi 10 PRO、900s、KZ ZSX、TRI-I3 などを引っ張り出しては聞いてます。特に何年前に買ったか覚えてないほど昔の 10pro が再び蘇ったのは嬉しい誤算。個人的にはバランスケーブルに変えた TRI-I3 の音が感動的に綺麗でお気に入りです。

ちなみに有線接続は、3.5mm の通常のイヤホンジャックの他、2.5mm, 4.4mm のバランス接続が可能。イヤホンにもよりますが、バランス接続用のケーブルに変えると更に解像度の高い濃厚な音を楽しむことができ、一気に世界が広がります。

SHANLING M6 (Musin)

 

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