Xperia1 1st インプレ:バリバリのiPhone ユーザーが Xperia1 を使ってみた

Xperia1

今更という感じもありますが、 Xperia1 を導入しました。

基本、これまで歴代 iPhone を毎年機種変して使い続け、現在は iPhone 11 Pro をメインで使っていますが 今回、Xperia1 を追加しすることにしました。

Xperia1 は、ご存知ソニーの昨年2019年 のフラッグシップモデル。トリプルカメラ採用、21:9 という変態的に細長い画面(いわゆるシネマスコープサイズの縦向き版)、などなど、歴代 Xperia の中でもかなり攻めたモデルになります。

iPhone 11 Pro と比較すると明らかに縦が長いので、その分情報量が多くなります

年末年始に、某キャリアさんのお仕事で次期 Xperia1 となるモデルの端末を貸し出していただき、じっくり使う機会がありました。そこで、縦長って意外と面白いし便利かも…と思ってしまったのが運の尽き。来月、そのモデルの発表になることは重々承知はしていたものの、少し安くなった Xperia1 を購入してしまいました。ちなみに、キャリアのSIMではなく、某社の格安 SIM を入れての運用となります。

それでは、以下にずっと iPhone ユーザーだった筆者の目から見た Xperia1 の購入動機と実際に使ってみてのインプレッションをざっと書いてみます。Android については、キャリアさん支給のものや試験用にお借りして使うことはありましたが、こんなにじっくり使ったのは久しぶり。プライベート用のものは約5年ぶりとなります。そのため、定番アプリなど手探り状態。使い方も常識だろってことがわかってなかったりするかも知れませんが、あくまでも iPhone ユーザーが Xperia1 を使ってみたら…の視点の記事としてお読みください。

 

■ 動機その1: iOS と違いを体感したい

・最新の Android 10 使ってみたい

・SDカードを使うことでどのくらい便利なのか

・マルチウィンドウを試してみたい

→ 結果:

スクロールの滑らかさはやはりiPhoneの方がまだ自然。でも、Xperia も iPhone と使い較べないのならそこまで気になることはないかも。逆にたまにフリーズしたりする方がきになります。

また、Android 10 にアップデートするのに、何度もアップデートがかかるのがちょっと驚き。iOS のようにいきなり最新版にアップデートされるのではなく、過去のアップデートを一つ一つしていく必要があります。Android 10 にすると、いくつか不具合はあるようですが、今のところ大きな問題はなし。

画面を2つに割って、好きなアプリを配置し同時に表示、操作できる「マルチウィンドウ」は 上にYouTube再生、下に Twitter 画面の様な使い方が可能です。個人的には、YouTube再生しながら Amazon で検索といった使い方がお気に入り。(というかすぐポチってしまいそう…)

そのほか、Xperia1 独自の機能として、端末の端を触ると起動する「サイドセンス」というものがあります。これは慣れないとすぐに発動してしまうので、ちょっと厄介なのですが、使いこなせるようになると便利そう。また、iOS と同様にダークモードも追加されていますが、これは対応アプリが少ないのでまだなんとも。といっても、iOS の方もまだそんな感じですね。

今回の端末は 64GB にしたのですが、マイクロSDカードは128GBを入れています。これで、Amazon Music HD のダウンロードファイルや 撮影した動画ファイルを逃がし、現状はうまくいってます。特に不具合などありませんが、しばらく使ってみないとなんとも言えないかも。ただ、空き容量を気にして、音楽ファイルをダウンロードに躊躇する iOS とは違い、気に入ったプレイリストは積極的にダウンロードできるのは精神的にストレスフリーです。

 

■ 動機その2:音楽再生マシンとして使ってみたい
(Bluetooth接続なら DAPの代わりに良さそう)

・TWS Plus 使ってみたい (FALCON, BD21f など)

・apt X HD とか LDAC も使ってみたい

・Fiio BTR3 持ってるけど AAC だけで魅力楽しめてないかも

・Amazon Music が動くなら Android の方がコーデックも楽しめて良いかも

→ 結果:

これは当たり! 体感的に iOS のAAC と較べて、各イヤホン、ヘッドホンのポテンシャルが120%くらいに上がった感じになります。ちなみに、FALCONファームアップデートも Android のみβ版が公開されており、アップデートするとイコライザなどが使えます。(気持ち解像度も上がった気が…) ただ、TWS Plus の良さはいまいちわからず。接続が安定したのかな? な感じ。


 

アップデート用とコントロール用の2つのアプリをインストールする必要あり。

まだベータ版ですが、自分の環境では動作は安定しているようです。

なお、Bluetoothレシーバー の Fiio BTR3 と繋ぐと LDAC で接続できるのが最高すぎ。さすがに音質の差がはっきりわかるほど上質の音に変化します。これでやっと Amazon Music HD の実力を発揮できそう。ただ、そのためには 

    Xperia1 → Fiio BTR3 → イヤホンケーブル → イヤホン

とする必要があるので、イヤホンケーブルに悩むことになりそうです。そうなるとバランス接続とかも試してみたくなって、 Fiio BTR5 が欲しくなるのが確実。そしてケーブルも色々試してみたくなるのも確実だし、話題?の中華イヤホンにも手を出したくなりそう。ということで、色んな意味でちょっと悩ましいところです。

 

■ 動機その3:ソニーのカメラ、しかもトリプルカメラを使ってみたい

・評判?のトリプルカメラを試してみたい

・瞳AF も実感してみたい

・Cinema Pro を使ってみたい(シネマ風動画撮影アプリ ソニー純正)

→ 結果:

カメラ自体は予想以上にいい出来。標準カメラでいわゆるソニーらしい色味の画が出てきます。爽やかな色味だと思いますが、iPhone ほど派手ではなく、Canonのデジカメ色に比べるとくっきり、ちょうどこの2つの中間の色味という印象。

ただ、どうもこの標準カメラのプレビュー(ファインダー)画面の画がいまひとつ。画面の中央部分にポツンと小さく表示されるだけで、綺麗に撮れているのかよくわかりません。でも、あとから全画面で写真を見るとすごく綺麗。定番と言われるAndroid のカメラアプリもいくつか試してみましたが、どれも今ひとつ。というか、トリプルカメラに対応しているアプリ自体がそもそも少ない様子。その点は iOS の方がアプリが充実しているのだな、と改めて実感しました。カメラアプリについては、これから色々試してこれ!というのを見つけたいと思ってます。

 

Xperia1 意外といいかも!

そんな感じで少し衝動的に飛びついた Xperia ですが、一週間ほど使ってみて、Amazon Music HD 再生マシンとして、YouTube 視聴マシンとして、そしてたまにサブカメラとして、十分活躍してくれることがわかりました。基本、iOS の iCloud でやっていることは、 Google アカウントでもカレンダーや連絡先に写真、Chrome データなど同期させていただこともあり、最初からアカウント関連やデータ関連で困ったことはほぼなし。よく使うアプリもメジャーなものはほぼ 両OS にあるため、特に気になる点などありませんでした。

そうそう、やはり縦長画面なので、ほとんどのアプリで情報量が非常に多いです。Webブラウズでも Twitter でもその威力を発揮してくれます。YouTube 再生は横長全画面にすることが可能ですが、テロップなどが入っているコンテンツだと見切れてしまうことも。それでも割り切って使う分には十分綺麗に使えます。

 

これからしばらく iPhone と Xperia の2台もちで使い続けてみて、また面白いことを発見したらこちらに掲載したいと思います。

 

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